日本アニメの中国青少年への影響——積極的な影響を中心に

论文总字数：8490字

目　　次

一　はじめに 1

二　失敗において 2

三　勉強において 3

四　愛情について 4

五　趣味について 6

六　環境への関心 6

七　悩みへの態度 8

八　終わり 9

致　谢 12

日本アニメの中国青少年への影響――積極的な影響を中心に

马霜 20131322001

要旨：当代、日本のアニメは中国青少年が見ているアニメの半分を占めている。インターネットが速いスピードで発展し続けているこの時代では、国家間の交流も頻繁になっている。青少年が日本のアニメを見ているうちに、その影響を受けている。そして、本文は失敗、勉強、愛情、環境、悩み、趣味において、六つの点から、日本のアニメが中国の青少年の成長へどんな影響を与えているのかについて、いろいろ検討する。

キーワード：アニメ；中国；青少年；成長；影響　

一　はじめに

中国の青少年は日本のアニメを見ているうちに、その影響を受けている。

９０年代に生まれた私は、小さい頃から、ずっとアニメが大好きだ。初めて『カードキャプテンさくら』を見たとき、すぐ好きになった。それから、私はたくさんのアニメを見て、日本のアニメをだんだん好きになった。『名探偵コナン』や『千と千尋の神隠し』などのアニメを何回も見たこともある。色々なアニメを見た結果、そのアニメが青少年にどんなものを伝えたがるのかよく分かった。だから、日本アニメの中国青少年への影響をテーマとして、論文を書くことにした。

子供からだんだん大人に成長していく道は平坦ではない。その道には、たくさんの困難がある。自分を信じて前に進んだ人もいれば、途中で理想を諦めた人もいる。失敗を恐がず、ずっと自分の夢に向かって、歩き続けていく人は決して多いのではない。

日本のアニメに、熱血と励みの溢れるアニメはたくさんある。それらのアニメは、成長の道に彷徨っている青少年に、大きな影響を与えている。そして、環境汚染や人生の悩みなどの話題に関するアニメもたくさんある。毎日教室でつまらない授業を受けている青少年にとって、アニメに教えられたものは面白さに乏しい教科書より、もっと印象が深い。

そして、本文は失敗、勉強、愛情、環境、悩み、趣味において、六つの点から、日本のアニメが中国の青少年の成長へどんな影響を与えているのかについて、いろいろ検討する。

二　失敗において

時によっては、失敗はストーリーの始めになることもある。

子供のころ、『名探偵コナン』というアニメを見始めたとき、私はその中に出た奇妙な事件にしっかり引き付けられた。そのアニメは今でも連載し続けている。工藤新一が黒い服の人を追いかける途中で、ある組織の人に奇怪な薬を飲まされた。私たちから見れば、それは工藤新一の不慎重で引き起こった失敗だ。しかし、それは大きな転換点だ。子供の様子に戻ってしまった工藤新一は、コナンという偽名前をつけて、新しい冒険を始めた。見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン！それは、『名探偵コナン』の有名なセリフだ。簡単に言えば、人間は小さい失敗を重ねつつ、成長していくものだ。だから、青少年たちが失敗を恐がる必要は全くない。言い換えれば、失敗は道の終点ではなく、新しい旅の始まりだ。

中国のテレビで放送されたこともある、アニメ『カードキャプテンさくら』は、昔から青少年の中に人気が集まっている。木之本桜は自分の家の地下室で、クロウカード¹を封印している魔法の本を開けた。そのせいで、本の中から飛び出したクロウカードは国の各地に隠れた。カードはその後各地で大きな騒動を起こした。それは失敗と言えるのか。ある意味で、それは失敗だ。しかし、失敗と言う者は、悪いものとは限らない。状況によって、いいことに変わっていく可能性もある。桜は各地に落ちたカードを集めるうちに、大切な人と出会った。それは偶然というのか、縁というのか。私はよく分からないが、一件だけ知っているのは、桜がこのことを通って成長した。

青少年がアニメからもらったのは、いいストーリーだけではなく、人の心を動かす力だ。退屈なテキストより、アニメはもっと面白い。アニメが放送されているテレビの前で、不思議なあと言い、感動して涙を溢すこともある。アニメは青少年に失敗を直面する勇気を与えた。それは、私が伝わりたいものだ。失敗後の悔しさを前に進む力として、そして、長い間で払った努力は夢への道になる。

現実で、一度失敗をたって、再び挑戦する人もいる。しかし、何度も失敗した結果、青少年はこのように考え始めた。やはり、諦める以外にない。本当はそうではない。二度と失敗しないように、いろいろなことを考えなければならない。青少年にとって、同じ失敗を繰り返さないように、失敗の原因を真面目に分析しなければならない。いろいろな経験を積み重ねるから、成功することができるのだ。

三　勉強において

アニメは、気つかないうちに、中国青少年の勉強への態度を影響している。

知識を勉強することは、青少年にとって、一番重要なことだ。周知のごとく、中国の大学の入学試験はとても厳しい。そのため、青少年は心を込めて勉強に集中しなくてはいけない。親と先生から、大きな期待を寄せられている彼らは、普通の学生より、もっと大きなストレスを耐えている。もっと頑張らないと、いい成績が収められなくなる。そう考えている人は多い。無理して、徹夜で宿題をするのはよくあることだ。しかし、その結果、勉強を楽しむことは難しくなる。実際、知識を勉強することはとても楽しいのだ。

アニメには、こんなシーンがよくある。放課後、友達と一緒に喫茶店へ行って、美味しいお菓子を食べながら勉強する。そのような例はたくさんある。ここはいちいちとあげない。友達と一緒に勉強すると、どんなつまらない内容も面白くなる。それを自然に納得した青少年は、現実にも勉強の楽しさを感じられるようになる。以前一人で勉強する人も、友達と一緒に勉強することになったそうだ。

アニメを見て、勉強への態度を変えた人はたくさんいる。

中国では、よりよい未来を創るため、一生懸命勉強しなければならない。しかし、頭のいい人だけが、いい成績を収められるという考えを持っている青少年は多い。本当はそうではない。いい頭を持っている人は常に普通の人より二倍の努力を払った。彼らの成績は、あるいは成功は、一生懸命頑張った末に収めたものだ。アニメ『Ｓ．Ａ～スペシャル．エー～』の中の特等生²も同じだ。彼らは私たちにとって、とても想像できない努力をしている。人は成功するために、いろいろな努力をしなくてはいけない。簡単に手に入るもの、本当に少ないのだ。口で青少年に伝わるのはちょっと力不足だ。その代わりに、アニメはそんな事実をストーリーで青少年に伝えたのだ。これを意識した青少年は、勉強に向かって、

もっと頑張らなければならない。

その反対、いくら勉強しても、いい成績は収められないと思っている青少年はいる。アニメ『イタズラなｋｉｓｓ』の主人公相良琴子はAクラスの入江直樹が好きでたまらない。そして、自分の努力で

ｆクラスから出て、Aクラスに入った。それは事実とは限らないが、道理は同じだ。アニメは勉強に悩んでいる青少年を励んだ。努力したら、必ずその対応の収穫を得られるのだ。

競争が激しい今では、チャンスを得るのに、青少年は一体どうすればいいのか。もちろん、学校で各方面の知識を身に付けなければならない。そして、課外の活動を積極的に参加しなくてはいけない。自分を充実するのに、理論的な知識だけでは足りないのだ。ちゃんと、実践しないと、実際に問題を解決する経験はずど積み重ねられない状態になる。それに、知識は自ら人の頭に入るものではない。世界は速いスピード発展しているので、青少年は積極的に自ら知識を求めないと、頭の中にある世界はどんどん狭くようになる。それに、真理はいつでも正しいとは限らない。実際の状況によって、具体的な計画を考え出さなければならない。青少年にとって、学ぶべきことはまだたくさんある。

四　愛情について

日本アニメの中、親子や兄弟などの深い愛情に関する作品が多い。調査によって、その中『となりのトトロ』や『ＣＬＡＮＮＡＤ～ＡＦＴＥＲ　ＳＴＯＲＹ～』や『鋼の錬金術師』などの作品が中国青少年に最も愛されているそうだ。それらのアニメ作品は、特に思春期の少年少女に大きな影響を与えている。

９０年代に生まれた私たちはだいぶ一人子だ。兄弟間の愛情がなかなか感じられない。しかし、アニメによく出ている兄弟間の深い愛情は私たちに巨大な感動を与えた。『鋼の錬金術師』というアニメは兄弟の間の深い愛情を描いた有名なアニメ作品だ。主人公がまだ子供の頃に、主人公の母親は意外で死んでしまった。数年後、死んでしまった母親にもう一度会うため、兄のエドワードは弟のアルフォンスと一緒に禁断の錬金術³を行った。錬金術の原則は等価交換⁴だ。その原則で、兄のエドワードは自分の左足を失った。弟は自分の体を失った。兄は弟の魂を甲冑に留めるため、自分の右手を捧げた。

初めてこのアニメを見ていた時、感動して涙を溢した。日常生活の中でなかなか感じられないものがアニメによって、十分に感じた。青少年がアニメを見ているうちに、習ったのは自分の弟を守ることだけではない、世の中の弱いものを守ることだ。それは私たちの一つの責任として、十分に重視しなければならない。

親は子供にとって一番重要な人だ。だから、日本のアニメは親子の愛情を描く作品が多い。『千と千尋の神隠し』という映画の中、主人公千尋の親は暴食で豚に変わってしまった。そして、千尋は親を人に戻させるため、全く知らない新しい神の世界で、冒険を始めた。日常生活の中で、ずっと親の保護で生活している中国青少年にとって、一人で新しい世界で生活するのはとても難しいことだ。簡単に言えば、千尋が冒険を始めた時、青少年たちの冒険も始まった。現実に戻って、多くの中国青少年は愛という言葉を恥ずかしく感じて、日常生活の中ではなかなか言わないのだ。親に対しても同じそうだ。けれども、そのままではいかないのだ。親への愛を心の中にずっと埋まって、直接に言わないと、いつか後悔するかも知れない。

アニメの中、主人公はたくさんの困難を越えてから、幸せをもらったのだ。親を救うため、一人で冒険を始めた千尋は最後自分の世界に戻って、家族と一緒に幸せな生活をしている。千尋はきっと前より、家族のことをもっと大事にして、生活していく。このアニメを見ている中国の青少年もきっと同じだ。アニメを通じて、青少年はもっと家族を重視するようになっていく。そして、普段あまり言わない親に対しての感謝の言葉も簡単に言い出されるようになっていく。日本アニメはその特有の魅力で、中国の青少年に独特な影響を与えている。そのような親子の愛情に関するアニメは、中国の思春期の少年少女を自分の本当の気持ちや親への愛を言い出すように励ましている。

五　趣味について

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