メディアの本質と国民に与える影響について ――二戦中の日本メディアを例として

 2022-01-19 11:01

目 次

一 はじめに.......................................................1

二 メディアの定義と影響力.........................................2

三 二戦中の日本メディアの変質......................................4

四 変質原因について.............................................. 5

五 示唆........................................................... 8

六 終わりに....................................................... 9

致谢...............................................................12

メディアの本質と国民に与える影響について

       ――二戦中の日本メディアを例として 

 

王怡然 2013132006

要旨:二戦中、軍国主義思想の下では、日本国内で軍隊はともかく、日本メディアも天皇への忠誠を示して、「英雄」、「忠君」、「大東亜共栄」のような侵略拡張思想を爆発的な宣伝していた。日本国民は、日常生活に深く浸透したメディアが一体何なのか、その目的は何であろうか、何か影響があるのか、などのメディアの本質を良く知らなくて戦争を支持していた。だから、現代において、世界平和と幸せな生活を守るには、われわれはメディアの本質をよく了解する必要が十分ある。本稿では、二戦中の日本メディアが日本国民に与えた影響についての考察を通して、メディアの本質を掘り出してみた。また、二戦中の日本メディアがニュースの価値観とメディアとしての信用を喪失してしまったと結論し、メディア界はどのように自身の価値と社会責任感を高めるべきだと提唱した。さらに、メディアに対する正しい態度について自分の見方を述べた。

キーワード:日本メディア;影響;変質;原因;啓示

一 はじめに

新聞などのメディアのおかげで、国際戦端から話題になるドラマや芸能人にかけて、国民は世界中での出来事が知れるのである。しかし、情報の受け手としての国民は、日常生活に深く浸透したメディアが一体何なのか、その目的は何であろうか、何か影響があるのか、などのメディアの本質を良く知っているとは限らない。

だからこそ、二戦中の日本国民は暴走した当時のメディアを信用し、何も知らなくて戦争を支持していた。二戦中、イタリア、ドイツ、日本をはじめのファシスト枢軸国は、侵略戦争を発動する同時に、自国のメディアに全面的なファシズムのコントロールを実施した。資料によると、「軍国主義思想の下では、日本国内で軍隊はともかく、日本メディアも天皇への忠誠を示して、「英雄」、「忠君」、「大東亜共栄」のような侵略拡張思想を爆発的な宣伝していた。」1

ここ数十年、日本メディアは客観、公正、専門特有の宣伝精神を確立したが、一部の日本メディアは相変わらずファシズムの火花を燃やしているのも事実である。世界平和と幸せな生活を守るには、われわれはメディアの本質をよく了解する必要が十分ある。

本稿では、二戦中の日本メディアが日本国民に与えた影響についての考察を通して、メディアの本質を掘り出してみたい。また、メディア界は自身の価値と社会責任感をどのように高めるべきなのか、メディアの流れた情報に対して、われわれはどうしたらいいか、これらの問題について自分の未熟な考え方を述べてみよう。

二 メディアの定義と影響力

1 定義

メディアというのは、情報の伝達を行う媒体であり、人々のコミュニケーションする道具である。二戦中の国民にとっては、より身近なメディアは、新聞に違いない。実は、新聞のほかに、テレビ、雑誌、広告、映画、音楽、インターネットなどもメディアである。本稿では二戦中の新聞を中心にする研究を進めていく。

  1. 影響力

メディアの影響は至る所に見られる。良い影響もあれば、悪い影響もある。

2.1 良い影響

メディアの良い影響としての第一に、情報の伝達が経済発展の重要な要素なので、メディアは情報伝達の道具として、経済の発展に巨大な役割を果たしている。

第二に、世界中の出来事の情報を広く早く提供してくれて、国民の視野を広げる。今までほとんど手に入れなかった情報が誰でも取得できるようになった。ネット検索を利用すれば、戦争、政治、経済、娯楽など何でも探せる。

第三に、知らない人とのコミュニケーションができる。

第四に、旅行に行かなくても世界各地の風景を見ることもできる。

第五に、災害が起こった時、メディアこそが命綱になれる。

第六に、国民のの消費力への影響が大きい。現代社会で、一番盛んになったのはネットメディアである。ネットメディアは外出せず他人との交流や買い物などができるという便利さを提供してくれ、人々の購買欲をそそって、消費力を引っ張れる。

だから、メディアはわれわれの日常生活に欠かせないと言っても過言ではない。

2.2 悪い影響

メディアの悪い影響というと、情報操作による世論を誘導すること以外にはない。二戦中の報道や

戦時教育により左右された当時の世論の異常さがその証拠である。流行っていない物がまた大流行になる現象も、政治外交に有利な情報は報道しなく、各メディアが一致に同じ事しか言わないことも、みんなメディアの世論誘導行為である。軍事要地、災害の被害地などでは、外部に情報が流れないように記者の来訪を禁止することで、必要な情報も手に入らないので、誤解を招くことがある。議員犯罪などの重大事件のたび、虚偽記載や行き過ぎた報道や間違った情報が流れることで、メディアの信用が喪失になることもある。なお、近年来、少年犯罪の増加や、凶悪犯罪の増加には、メディアのマイナス影響であると思う。

メディアの絶大な影響力に対して、われわれはどう対処すればいいのか。時代によってメディアの果たした役割は異なっているから、歴史を振り返って、現代メディアの本質を客観的に認識する必要があると思っている。次には、二戦中の日本メディアの変質と日本国民に与えた影響を例としてあげよう。

三 二戦中の日本メディアの変質

1 二戦前の日本メディア

明治維新の前の日本は、長期に中央集権、軍事化統制の国であった。19世紀末、日本の有権者は徹底的な政治体制改革の上で、「文明開化」、「殖産興業」と「富国強兵政策提案」という三大政策を提唱した。それは、軍国主義の勃興と侵略戦争の発動のための精神準備と物質準備である。

明治時代に、にぎやかな政治論争や西洋文化の影響で、国民全体の興奮状態という大環境の刺激で、日本の新聞業は著しい発展を遂げた。明治政府は、新聞の役割を新たに認識して、1871年の新聞発行人へのファイルの中で、「人々の頑固な狭隘の思想を打破、新聞紙を開いて、文明開化の先導になるべきだ。」と提唱した。そのため、当時の日本の新聞メディアは政府の支持に恵めれていて、新政府の情報伝達を誇って迅速に成長してきた。

二戦前の新聞メディアは、有権者の有効制御の下で発展してきたものであるが、ある程度で報道の自由を持っていたのである。

  1. 二戦中の日本メディア

 二戦中、政府からのストレスを受けていた日本の各新聞社の戦争報道は、積極的に戦争を美化し、戦争を煽動するなどして、全国民に多大な犠牲を与えた

戦争の初期、「情報局は各新聞に対し、『大本営の許可したるもの以外は一切掲載禁止』という「大本営発表」と「我軍に不利なる事項は一般に掲載を禁ず。ただし、戦場の実相を認識せしめ敵愾心高揚に資すべきものは許可す」の示達を出した。」2

戦争の実情は何も書けなくなって、 新聞記者は自由取材の権利も失くした。新聞社は前線からの原稿や写真を陸軍省、海軍省、内務省に提出して、「許可」をもらわなければ報道できなかった。大本営発表は国民に戦況を伝えるべきであったが、結局嘘ばかりの報道になっていた。

敗戦後においても、日本国民が貧しい生活に苦しんでいるのに、新聞各社は二戦中の虚偽報道を反省して、戦争責任に対する意識が全然なかった。戦後の日本テレビ番組には、反共産主義の内容やアメリカへの憧れがいっぱいだったから、戦後の日本国民は相変わらず親米感情を持っていた。

だからこそ、二戦中と戦後の日本メディアは、日本当局と米国による日本国民の支配装置と言えるのではないか。

四 変質原因について

 

上述の通りに、「二戦中の日本メディアが軍国主義の器具になってから、日本の国民に消極的な影響をもたらした。」3その変質原因には日本政府の採用したいろんな制限に関係がある。

1世論統制

1932以来、日本政府は新聞など種々な刊行物に対して、前例のない厳しい検閲を行った。当年には5000枚の新聞が検査された。禁止された新聞の中に直接に戦争を反対する言論が少なく、大体軍隊が直接にニュースや言論をコントロールすることに利かない新聞である。日本政府は1932-1933の2年間、総計314万の人を逮捕した。軍部は当時の戦争をずいぶん支持したメディアにまだ安心しなかったため、全面的に侵略国策と国論を一致するようにと各新聞社を注意していた。

2 経済統制と精神統制

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