「スラムダンク」から見る青少年のバスケ価値観

 2022-01-19 11:01

目 次

一 はじめに 1

二 『スラムダンク』に関するアンケート 2

三 『スラムダンク』のあらすじ 3

四 桜木花道のバスケに対する熱意 3

五 赤木剛憲の執着精神 5

六 三井寿の頑強2さ 6

七 青少年のバスケ価値観について 7

八 終わりに 9

致 谢…………………………………………………………………………………………… 10

「スラムダンク」から見る青少年のバスケ価値観

陈东升 20121322034

要旨:『スラムダンク』は、井上雄彦による高校バスケットボールを題材にした少年漫画作品である。「好きなキャラキャラクターが多すぎる」という声をよく聞いたので、すごく興味が湧いてきた。一体どのような作品なのか、各キャラクターがなぜそんなに人気高いのか、作品の魅力はどこにあるか、いろんな疑問を持って読んでみたら、見事に描き出された青春像にすごく胸が打たれ、向上の力が感じられる。青少年にとっては、登場人物から学ぶべきところがたくさんあると思う。本文では、先輩たちの研究成果に基づいて、『スラムダンク』に関するアンケート調査を通して、『スラムダンク』におけるいろいろなキャラ精神を分析する同時に、青少年のバスケ価値観を探求した。

キーワード:スラムダンク;あらすじ;アンケート;登場人物;バスケ価値観

一 はじめに

『スラムダンク』は、井上雄彦による高校バスケットボールを題材にした少年漫画作品である。バスケ漫画の金字塔と言われている本作品は、1990年から1996年まで週刊少年ジャンプに連載されていた。「登場人物が全くの素人で、必殺技などもないが、NBAよりも面白い」、「スラムダンクには好きなキャラキャラクターが多すぎる」という声をよく聞いたので、すごく興味が湧いてきた。

一体どのような作品なのか、キャラクターがなぜそんなに人気高いのか、作品の魅力はどこにあるか、読者はこの作品から何を求めているのか。いろんな疑問を持って読んでみると、見事に美しい絵で描き出された青春像にすごく胸が打たれ、読んでも読んでもまだ読みたくて、毎晩就寝前の愛読書になった。桜木、流川、晴子、赤木、三井、宮城など、登場人物の個性が豊かで、大変魅力的である。

『スラムダンク』を読むたびに、向上の力が感じられる。青少年にとっては、登場人物から学ぶべきところがたくさんあると思う。『スラムダンク』に関する研究がたくさんある。例えば、福建師範大学の鄭和明の『青少年のバスケ価値観がスポーツアニメに大きく影響された原因に関する研究』という修士論文、瀋陽師範大学の曲陽陽の『中国青少年が日本アニメのキャラクターからもらった影響と啓発』という修士論文の中に、『スラムダンク』のキャラ精神が詳しく分析してある。

本稿では、先輩たちの研究成果に基づいて、『スラムダンク』に関するアンケート調査を通して、『スラムダンク』におけるいろいろなキャラ精神を分析しながら、青少年のバスケ価値観を探求するつもりである。

二 『スラムダンク』に関するアンケート

1調査対象:20人。バスケットボールの愛好者であり、年齢層は20歳から25歳間までで、つまり1990年~1995年に生まれた大学生である。

2調査形式:主にインタビューの方式を採用して行った。

3調査目的:『スラムダンク』が中国で風靡した時代に生まれて成長してきた青少年は、『スラムダンク』から受けた影響が大きいか、その具体的な表現はどこに見られるか。これらの問題を明らかにするのは調査の主な目的である。    

 

4調査内容: 問①『スラムダンク』というアニメを見たことがありますか。

       問②好きな登場人物は誰ですか?理由は何ですか。

       問③湘北レギュラーの中で、一番努力家だと思うのは誰ですか?

       問④好きなセリフ或いは感動的なシーンが何だと思いますか。
問⑤『スラムダンク』から受けた影響がありますか。何ですか。

5調査結果:問① 80%の学生は見たことがあるので、さずがは名作である。友達に読まないと人生損すると言われたから、漫画も読んでみた人も多い。問②「バスケに対する『純粋さ』や『一途さ』がスゴクいい」とか、「最後まで諦めない性格が良い」とか、桜木花道が一番好きだと答えたのは12人で、流川、赤木剛憲、三井も人気が高い。問③桜木が一番努力家だと思っている人は15人である。問④「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という安西先生の話が一番好きだと答えたのは13人、ミッチーの「バスケがしたいです」というシーンで花道ファンになったと答えたのは2人である。問⑤『スラムダンク』のアニメを見た後で、バスケが好きになった学生が7人、「生活に負けそうになると、『あきらめたらそこで試合終了ですよ』という安西先生の話を思い出して勇気が出る」と答えた学生がいる。

6まとめ:『スラムダンク』は、「不良やケンカがカッコイイ」という変な文化もあったので面白く無いと思っている人がいるが、バスケットの試合が中心のストーリー展開なのでバスケ愛好者にとって、読んで絶対後悔はしない作品である。ストーリーの魅力が大きいだけでなく、個性豊かなキャラクターの存在が何より重要で、青少年に与えた精神的な影響が巨大である。例えば、主人公が挫折しながらも成長していく過程から、スポーツなら最後負けないとは限らなく、負けることで何かを得られるということが分かれる。また、主人公たちのバスケに対する熱意と執着精神などが青少年の価値観と生活態度にも深い影響を与えた。

三 『スラムダンク』のあらすじ

ここでは、まず『スラムダンク』のあらすじを紹介してみよう。

神奈川県立湘北高校の男子バスケットボール部が、その物語の主役である。不良少年だった桜木が、背の高さと天性の運動能力のおかげで、バスケットボール部の主将の妹である美少女晴子に勧められて、バスケット部に入った。普通の県立高校のバスケット部としては弱小チームなわけであるが、桜木、赤木、三井、宮城、流川など、元全日本選手の安西監督を慕っているベストメンバーが集まってきたので、だんだん強くなってきた。インターハイ1全国大会にまで進み、ついに全国制覇ほどになった。
 次には、桜木、赤木、三井を例としてそれぞれ映されたキャラ精神を述べてみよう。

四 桜木花道のバスケに対する熱意

上述のアンケートからも分かれるのは、桜木花道が作品の中で一番人気高いキャラクターである。物語の主人公として、心から愛情と熱意を持っているバスケ愛好者の代表人物であると言える。バスケの初心者なのに、リバウンドの天才能力と天性のガムシャラさで成長してきた。「僕は天才だ」というセリフが今でも覚えている。

桜木は中学時代からの不良生徒で、高校に入った後でも、毎日不良仲間と共にケンカの相手を探してばかりいたが、ある日同じ学年の美少女晴子に「バスケットは好きですか。」と聞かれたら、晴子の憧れている同学年の流川楓もバスケット部に入部したことを知ったから、大嫌いで一度やったこともないのに、「大好きです」と答えてしまった。これが花道の人生を180度変えた出来事である。

全くの素人でありながら、天性の運動能力と日々の基礎練習で段々周囲が目を見張るほど上達してきた。不良時代にケンカの相手を探していたように、バスケットでも自分より強い相手に対し競争心を燃やし、バスケットの面白さにのめりこんで急成長した。インターハイ県予選で神奈川の王者「海南大付属」との試合で、自分のミスで敗退した時、悔やみで人目をはばからずに心からの涙を流した時、ケンカに明け暮れていた花道ではなく、本当のバスケット選手となったのであろう。その反省からリーゼントだった髪の毛を坊主頭にし、以前にも増してバスケに打ち込むようになった。インターハイ出場を勝ち取った後も、更に研究と練習を重ねて、湘北に欠かせない選手にまで成長した。

桜木は気持ちを表に出すことが苦手でシャイな面がある一方、怒りの気持ちだけはすぐに出るのであるが、チームメートを思う気持ちは誰よりも強く、仲間のためなら身を投げうつというおもしろい主人公である。ルールも知らないバスケ初心者なのに、練習、試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚めて、才能を開花させた主人公の桜木の地道な努力とチームメートとの友情に感動されてたまらなかった。

五 赤木剛憲の執着精神

赤木剛憲は湘北バスケ部のキャプテンで、晴子の兄さんである。大好きであるから、高校生活の全てをバスケットにかけているような男である。しかも、バスケットが得意なだけでなく、成績も優秀である。

赤点を取った選手がインターハイに出場できない高校規則で、赤木以外の4人のレギュラーが出場できなくなる。赤木は自宅で勉強合宿を行い、花道とともにリバウンド争いをしたり、他のメンバーの追試をクリアさせたりしている。インターハイ予選の出場がかかった試合では、安西監督不在というピンチにその指導力を発揮し、見事初出場を勝ち取るのであった。

赤木は湘北バスケ部の大黒柱と呼ばれたのである。いかつい外見であるが、小学校以来の「全国制覇」という高い目標と揺るぎない信念をもっていて、人の胸を打つ。弱小かつ問題児だらけのバスケ部を、リーダしてその圧倒的な存在感を証明した。安西監督からの信頼も厚く、練習メニューなど試合以外の面ではすべて任されている。優れたチームの揃う試合の中でも、一二を争う実力を持ち、県予選が終わったあと、強豪大学から推薦で来てほしいとの誘いを受けた。しかし、インターハイベスト8入りが条件として出されると、「ベスト8ではなく優勝が目標」と強気な面を見せた。

結果はベスト8入りが実現できなくて、インターハイをもって引退し、推薦の話もなくなり志望大学を目指し受験勉強に専念したのに、リーダーシップ抜群の、情熱も知性も兼備している頼もしいキャプテンであると思っている。

六 三井寿の頑強2

三井寿は湘北の3年で、中学時代に県大会優勝して輝いた将来を期待された選手である。中学時代のある決勝の中で、負けそうになり、諦めようとしていた三井に対して、安西の「諦めたらそこで試合終了だよ」という言葉で、安西を慕うようになって、湘北に入学したのである。

湘北に入学してからも、周囲に高く注目されてレギュラーとしての活躍が期待されていたが、入部まもなく練習中に膝をけがしてしまい、予選に参加できない。失意の上に、試合での赤木の上達ぶりを見て傷付きして、以後バスケから遠ざかり、不良仲間と連れ立つようになった。それなのに、心の中にバスケットへの熱意が残っているようで、不良仲間に気づかれた時、却って意固地になった。不良仲間と一緒に体育館へバスケ部を潰しに行った。突然現れた三井のグループと暴力沙汰になれば、インターハイ予選への出場停止は免れないことを知っていたが、バスケットを侮辱するような三井の態度に、流川、花道、宮城も続いて大乱闘となったのである。その時、締め切った体育館に入ってきた安西の顔を見た三井は、それまで胸の奥にあった思いが溢れ、素直に「バスケがしたいです」と涙ながらに打ち明けた。

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