日本人の真面目さ

 2022-01-19 11:01

目         次

一 はじめに 3

二 日本人の真面目さが成り立つ要因

4

三 真面目さの両面性

7

四 終わりに 8

致谢 10

日本人の真面目さ

要旨:日本人は他国の人より非常に真面目な精神を持っている。その強い真面目さは日本人の特別な国民性といえる。第二次世界大戦後、わずかの数二、三十年の間、日本は著しく発展を遂げ、世界第二位の経済大国になった。その原因を究明すれば、勤勉で真面目に働くのは大きな役割を果しているのである。

本論は日本人の真面目さの形成した原因を中心に、地理的、経済的、文化的、教育的という四つの面で述べ、そして真面目さの両面性についても検討する。

キーワード:日本人;真面目さ;要因

一 はじめに

日本は第二次世界大戦戦後にわずか二、三十年の間に世界経済第二位に登った。その大きいな発展を成し遂げたのは日本人の真面目さにあったと思われる。日本人の真面目さは日本の歴史過程や社会発展に対しても大きな影響を与え、日本人のもっとも重要な民族性格の一つであると思われる。中国の経済発展を促進するため、日本人の真面目さが中国の社会主義の発展を促進することに役に立てる。それに、中国も日本との友好関係を新しい段階に推し進めるためにも力を入れられると考えられる。

 中国では、多くの学者が様々な形式で日本人のその真面目さを紹介したり、評価したりしている。例えば、李萍は《日本人为什么是工作狂》では、日本人が仕事に対する真面目さと勤勉さにおけて、日本企業の管理制度をもっとも重要な元素にしてを紹介した。従業員たちは「命令に従うのが最優先」「上司が帰る前に帰るな」「みんなはあなたのことを見ているよ」などという考え方に植えつけられている。つまり、日本人は真面目で勤勉に仕事をされているということである。また、陈舜臣は《日本人与中国人》の「外强中干的日本人」という節では、日本人の真面目さは日本人の負けん気の強さに由来するという意見を述べた。勝気な日本人は誰にも負けたがらなく、どんなに小さいことでも真面目にやると指摘した。さらに、徐文钦《日本人性格解析》では、日本の勤勉さの要因をまとめると、「完璧を追い求めるから」と主張した。また、その完璧を追求するのは我々にどのような啓発を与えられるかと述べた。以上から見れば、多くの学者は様々な角度から、日本人の真面目さを紹介してくれたが、事実として、今まで昔から今までいろいろ面から述べていない。したがって、本稿はこれらの見方を参考にして、次の通りに日本人の真面目さが成り立つ要因を中心にして日本人の真面目さを検討してみようと思う。

二 日本人の真面目さが成り立つ要因

 日本人の真面目さにうまく見習うために、その成り立つ要因の研究は必要だと思う。日本は従来の歴史や文化が極めて深くて、日本人の真面目さが成り立つ要因もいろいろある。以下のとおり、地理、経済、国民意識、教育四つの面から検討しようと思う。

(一)地理環境の面

日本はアジア大陸の東端にある島国であり、主なものは北海道、本州、四国、九州の四つである。大きな平野がないので、河川は短く急流を成している。日本は、環太平洋地震帯の上にあるため、世界屈指の地震国である。1923年9月1日に発生したマグニチュ-ド7.9の関東大震災はよく知られており、そのとき、下町を中心に火災が発生し、死者、行方不明者は14万2000人を超えた。また、1995年、兵庫県神戸市を中心に大きな地震が起き、死者6000人以上を超えた。それ以外、日本は火山、津波、台風、豪雪などの自然災害の多発国であり、「自然災害の博物館」とまで呼ばれる。

国土の面積が少なく、災難が頻繁などの自然からの恐れだけではなく、島国の閉鎖と開国の体験として、この意識をもっている日本人は、危機意識を認識するし、頑張らないとできないという気持ちを持っているらしい。そのため、危機意識が思想的に成立している。 だから、昔の日本人は生きるために、農業に頑張るしかなかった。現代の日本も経済の発展のために、技術の革新や資源の節約などに強く力を入れるしかない。有限な資源から生じたストレスと日々激しくなった科学技術の競争力は日本人の真面目な性格を形成するように促した。

経済の面

1950年代半から1960年代末までの高度成長期は、経済主体としての労働者層の著しい量的増大をもたらした。高度成長を担った1950年代後半の民間大企業は、50年代前半に定着した「従業員的」労働者を基軸として、その周辺に位置する新規学卒者と比較的若年の中途採用者を加えて成り立っていた。農山漁村出身の新規中学業生が年少労働者として大都市に移動して就職したことが多かった。新規高卒者の就職先は,圧倒的に第二次産業と第三次産業であった。50年代末には高卒の分ブルーカラー化がすすみだし、大企業を中心に雇用の伸びも著しく、50年代末にはすでに「若年労働力不足」がさけばれるようになった。以前の産業・生活構造の変貌と企業組織の特色が変容し、終身雇用制、年功序列制が次第に確立し、これに伴って労働観も変容していった。

その結果、先進国中で最長の労働時間,高い雇用率と低い転職率などの現象が見出されるようになり、これらに基づいて,集団主義的な思考、態度の真面目さ、高い勤勉性が注目されるようになった。戦争直後の暗い時代と違い、日本人は自主性があるようになったし、入職動機も積極的になった。この時期の 労働統計を見ると従業員の転職率は高くないし,生産性の向上に協力的だし、新しい企業意識の拡大がみられるとも言われている。「仕事そのものに対する意識より積極的な態度は大切」という理念が求められた。

(三)国民意識の面

1.武士道精神

武士道精神は仏教、神道と儒教の教義を一部分吸収し、平安时代に生まれた。武士道精神とは、封建制によってあらわれた特権階級である武士が、自分自身の不始末を審判するためのよりどころとして共通の規範が必要になり、そしてつくられたものである。

武士道の柱となっているものは、「義」、「勇」、「仁」、「礼」、「誠」、「名誉」である。その中には、「義」と「礼」と「名誉」は今の日本人の真面目さに大きい影響を与えた。仏教の六方、親子の道、師弟の道、夫婦の道、友人の道、主従の道に信じさせるために作られた「義」、相手を思いやるという気持ちを態度で表す「礼」、「恥ずかしくはないのか」「体面を汚すなよ」「人に笑われるな」などという「廉恥心」という柱は日本人の性格的なまじめさを形成することに強く影響している。それに、武士道精神は日本人の人格的な真面目さの発展を促進したと言える。

2.集団意識

日本人は仲間外れにされることを恐れている。たとえ意見が違ったとしても、自分の意見を主張するのではなく、周りに合わせることを好む。つまり自分自身の考えを持ち目立つことよりも、人の考えに同調して周りと同じであるということを主張しようとする 。したがって、自分の行動を決めるにあたっては、他人がどう行動しているか、あるいは他人からどう思われるかに気をかけたり、それに影響されたりすることが多い。日本人は仲間外れにされることを恐れる。そのため、強く自分を为張することよりも、周囲と同調して、たとえ意見が違ったとしても「丸くおさめる」ことを好む。つまり自分自身の考えを持って目立つことよりも、人の考えに同調して「平均化」しようとする。日本人の強い中流意識が代表的な処世術だと端的に表されている。このような見方、態度、行為は時の流れにしたがって、日本の国民の普遍性となっている。

たとえば、欧米人は自分の意思や意見を直接相手にぶつけて強く自己为張するに反し、日本人は相手の気持ちや立場を観察して、それも考慮に入れて発言したり行動したりする傾向が強い。人間関係は難しいと思われ、日本人はこれを大切にしたり、相手の気持ちも大切にしたりしている。

3.危機意識

長いうちに、日本政府が人々に資源不足、日本が沈没することなどを宣伝して、国民が積極的に準備をしている。その危機意識のおかげで、日本は強い経済力を持っている国になる。だから、日本人がどんどん進歩するのは、強い危機意識のおかげである。日本人は危機意識をもって迅速な対応については深い感服と反省を感じずにはいられない。一方、中国が危機に直面した時の無頓着で愚鈍な対応は残念でならない。

中国人はいつも「土地は広大で物も豊かにある」という楽観的な考え方を持っているに対して、日本人は「今日は世界的にテロ、戦争を始めとする大規模人為的危機から資源が足りなくて大型自然災害の発生に至るまで、人類は多くの国家敵危機に直面する危機が増加しているから、危機意識を持って、事前に準備して、できるだけ損害を減らさなければならない。」という危機意識を持っている。資源を節約することを重視しないと、資源がきっと尽きると思う日本人は国家は危機を回避する努力して、国民一人ひとりの危機意識を持つが大切だと思っている。

(四)教育の面

日本は第二次世界大戦戦後から高度経済成長期に入って、短期間で大いなる発展を遂げ、日本人の国民性や道徳教育を含めた教育方法により、確実に世界から称賛を受けてきた。日本人の性格といえば、忠実、謙虚、チームワーク、共通意識、他人への尊敬、仕事をする真面目さなどが挙げられる。その中、もっとも目覚しいところは真面目さだと思われる。日本人は他国の人より真面目なイメージを与えるのは日本教育システムは「自尊感情」の養成を重視しているからである。

 自尊感情とは、自分自身をかけがえのない存在として認め、自分自身を欠点も含めて好きになる気持ちのことを言う。ありのままの自分の姿をきちんと受け止められる人は、自分自身の力を信じているから困難なことに出合ったとしても、それに立ち向かっていくことができる。具体的に言えば、たとえ失敗したとしても、「自分の力はこんなものじゃない。もっとできるはずだ。」「自分はこつこつ努力する人間だ」「やり始めたことは最後までやり通すのだ」ともう一度挑戦してみることである。また、自分の欠点ときちんと向き合えている人は、それを何とか克服しようと努力することである。自尊感情の高い人は、常に努力するがんばり屋さんである。そればかりか、自尊感情の高い人は、自分の「不完全さ」や「失敗」ときちんと向かい合えるから、ほかの人の「不完全さ」や「失敗」をも認めることができる。つまり、自尊感情の高い人は困難に恐れなく、きちんと自分のことを対処し、ほかの人の過失にも許せる人である。したがって、そういう気持ちを持っている日本人はよく真面目なイメージをあたえている。そういう教育の実施方法が完全に正しいかどうかを評価することができない。しかしながら、世界中の人々が一致で、高く評価するのは、日本式教育により、勤勉や勤労、仕事や研究での協力、また規律厳守などの精神を持つ人たちを生み出した。

三 真面目さの両面性

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