中日アニメについての比較

目 次

一　はじめに ……………………………………………………………………1

二　中日アニメ発展の概況 ……………………………………………………2

三　中日アニメの思想表現について …………………………………………4

四　中日アニメの長所について ………………………………………………5

五　中日アニメの不足について ………………………………………………8

六　終わりに ……………………………………………………………………10

致 谢　　…………………………………………………………………………14

中日アニメについての比較

肖亚男 20121322039

要旨：周知のとおり、日本のアニメは世界中で有名で、激しい発展をも遂げている。それに対して、中国国内では、日本アニメの発展に刺激を得て、中国のアニメも急速に発展しつつあると思われる。アニメは芸術の一種として言われている。特に若者の年齢層の中でとても人気を集め、それぞれの国の文化の一環ともなっている。しかし、それぞれの国ではアニメ発展の道は違うと思っている。中日両国の間で、お互いにどんな特徴を有しているのか。さらに、両国のアニメの発展にはぞれぞれどういう不足や長所などが出ているのか。本論は詳しく論述していく。

キーワード: アニメ；比較；長所；不足；思想表現；文化

一　はじめに

アニメ産業は我が国の今無視できない産業となっている。文化発展の一部としてますます重視され、大きな社会的な影響を出している。主に二つの面に表している。ますは、アニメファンの激増がびっくりするほど明らかになっている。さらに、アニメの政策に取り込んでいる人も増えている。このアニメ産業の発展に面して、われわれはもっと大きな自信を持って、その発展を一層加速すべきだと思う。アニメの発展を促進しようと思うと、隣国の日本のアニメの発展に注目しなければならないと思う。なぜかというと、周知のように、日本は世界屈指のアニメ大国で、大きな成功を遂げた。実は、わが国の今のアニメ発展の盛況には日本アニメの影響も絶対無視できないと思う。だと、中国のアニメの発展は日本アニメの発展にどんな影響を受けているのか。本論文は詳しく論じていくつもりだ。

資料を調べてわかるようになった。中国国内では、中日アニメについての研究はすでに数多くあり、一定の深刻さにもなっている。たとえば、中日アニメ発展のスピードについて、曾潤は論文の中で「在日本动漫取得飞速发展的同时，中国动漫在曲折的发展」^１と言及した。中日アニメ発展の歴史もかなり異なっていると思う。中国アニメ産業の発展の道について、耿楠楠は「固有文化和外来文化的有机融合」²と主張した。さらに、経営モードはアニメの発展に不可欠な一環だと思う。これについて、何建平は「动漫产业链的打造应该以卡通频道为核心。而不应以动漫制作企业为核心，最核心的，必须重视完善版权保护制度，进行全民的知识产权教育」³という結論を出していた。最後に、中日アニメの出版現状も現在一つのレベル段階にあるのではない。「今日的日本漫画出版业面临30年未有之大变局」⁴というような言い方もある。方婷は中国人として中国アニメに対して呼びかけをしている。「新媒体是相对于传统媒体以互联网和掌上媒体为主要传播媒介的媒体形态，其突出特征是消解传统媒体之间、国家与国家之间、产业与产业之间、传播者与接受者之间的界限。」⁵まったくその通りだと思っている。

日本では、アニメはとても重要な国民経済の支えの一つであるため、アニメ産業に対する研究も山ほどあると思う。しかし、まだ発展途上にある中国のアニメ産業についての研究は少ない。本論文は中日両国のアニメ産業に関するいろいろな分野の知識をまとめて論じていく。

二 中日アニメ発展の概況

1 日本アニメ発展の概略

日本アニメの発展は主に四つの段階を経てきた。即ち戦争前の草創期、戦後探索期、題材確定期、及び画技突破期である。

1917年に日本でアニメが出た時期から1945年の日本の敗戦までは草創期である。この時期の前期は主に世界名作を題材にしていた。そして後期は、日本軍国主義が荒れ、アニメの題材は日本軍国主義路線の宣伝を中心としていた。1942年の「海の神兵」はそのタイプだと思われる。しかしながら、これらは間接的に戦闘、爆発描く技術の進歩に繋がっていた。

戦後探索期は日本の敗戦から1974年までの一時期である。日本は敗戦後、戦争の教訓を鑑み、反戦題材をアニメに使うのを始めた。この題材は深遠に影響を与えてきている、今日になってもまだ流行っていると思われる。また、一部の人は違ったアニメーション題材をも試み始めたのだった。この意味で、この時期のアニメの題材は多彩の分野にあったと言える。1968年の「太陽の王子ホルスの大冒険」は1つの成功の例で、その以後の高レベルのアニメーションの基礎にもなっていたのである。もちろんそのとき失敗の例もあった。1970年に製作された「マジンガーZ」というのは典型的な低いレベルのアニメとして挙げられる。暴力的な傾向にあって、ストーリーもかなり悪かったと評されていた。こういうような作品は日本のアニメーションの発展に不良の影響をもたらしていたのである。

いわゆる題材決定期は第一次アニメーションブームとも言われている。1974年に「宇宙戦艦ヤマト」の上演をきっかけに、1982年まで続いていた時期は題材の決定期と呼ばれている。この時期の日本アニメーション界は探索期を経て、アニメと漫画の分野を確定した。「宇宙戦艦ヤマト」は日本アニメーション史上初めてのスーパーストーリーだった。松本零士が脚本を担当したこの映画はテレビで放送された後、「松本零士旋風」を促成した。松本零士の後に続き、富野由悠季の原作小説は「機動戦士ガンダム」に改編されて、1979年から上演が始まっていた。日本のアニメの発展はとうとう安定期になっていた。しかし、少し後には、アニメーションブームが徐々に消え、アニメーション業界が間歇期に入っていたのである。

いよいよ第二次アニメーションの爆発期即ち画技突破期が到来した。1982年に「ビックウエスト」が上演されてから、1987年までのこの時期は人々が視覚を追求して楽しんでいるために、アニメ画技突破を一層追求していた。題材が決まっていて、画技突破のおかげで、たくさんの佳作が現れていたのである。日本アニメーションは、この時期の終焉に当たる1987年ごろになって、日本のアニメ製作は劇情、内容、画技のいろいろな面において、すでに高い水準に達しているた。アニメは成熟期に向かっていた。

2 中国アニメ発展の道

中国では、東北が解放された後、人民政府は当時の満州の映画製作所を接収し、それが今の長春映画製作所の前身となっている。あの時からは新中国の美術映画の始まる時期と言えよう。1956年に、東北美術映画製作所の骨幹たちは上海で上海美術映画製作所を創立した。中国はついに相対的に健全な、専門のアニメーション映画の制作所を一所創立した。中国のアニメ発展の歴史に上海美術映画製作所がとても重要な位置を占めている。

文化大革命が終わる前ごろの時期は、中国のアニメ産業は市場とはずれていて、完全に計画経済モデルだった。当時はほぼ2種類の形しななかった。一つは長編である。たとえば「大闹天宫」などはその代表的な作である、もう一種類は「小蝌蚪找妈妈」などを代表としていた短編であった。フィルム撮影だったが、生産高が高くなかった。

80年代以降は大きな変化が起き、特に改革開放の後になって、テレビは急速に発展し、多くのアニメがテレビで放送され始めていた。中国シリーズの概念は美影工場の「黒猫警長』は、大きな影響を与えていたが、5セットしかなかった。続きとして、「葫芦兄弟」、「葫芦小金剛」が制作され、合わせて26話となった。しかし、このような生産数はやはりまだまだテレビの需要量に適応できなかった。

ある意味で、計画経済から市場経済に移行しつつあった10年間は中国アニメ市場化の10年間だといえる。中国のアニメ産業はこの10年間で多くの変化が発生した。まず生産量と従業員の数量が拡大した。調査によると、現在は広電総局申請登録のアニメの数は70、80万分に達した。しかしオリジナル性が足りず、影響のある作品が欠けているのは事実である。潜在的な市場が待っているとだれでも知っているが、成熟した成功例はまだ稀である。

三 中日アニメの思想表現について

1 日本アニメに現れた武士道精神

周知のように、日本人は精神力とチームワークを非常に崇拝している。以前、一時期アニメ界を統制した「聖闘士星矢」や、この前、終結を迎えたばかりの「NARUTO」などから、そのチームワークの精神を見抜くことができる。日本人の精神力に対する熱狂的な崇拝に対して、アメリカのベネディクトがはっきりと指摘していた。「菊と刀」はその結晶である。

日本のアニメが表現した特徴にもう一つある。死に堂々と直面することだと思っている。日本の国花は桜だとみんな知っている。桜を国花としている。一方、日本の協力精神をも代表している。ここには日本文化の重要な精神を代表する所謂瞬間の輝きを追求し、死に勇気を出して直面することが現れている。この現象も実は日本文化に隠れている武士道精神だと思う。鈴木大切は禪と武士道の関係を解釈した時、禪は禪に入って武士たちに支持する道徳と哲学上の二重意味を持っていると言った。「道徳の下で武士達は進路を決めるから、一心に進み、決して後退はしない。」。ベネディクトの言った通りに、「日本の武士にとっては禪宗が彼ら自らの宗教になった」。

2 中国アニメに現れた教化精神

中国アニメのテーマはオリジナルアニメに強力な発展をさせて、そして民族の伝統文化を発揚する。今、アニメ製作中には民族の使命を重視する民族精神を発揚するというのはほとんどの人のコンセンサスになった。しかし、情報時代の到来、外来文化の衝撃、民族文化教育の欠如などもあって、今の若者は本土文化に対する認識が乏しい。大衆は現実的な題材の作品に目と耳を使い、人にとって受け入れやすいと考えている。一方、伝統文化は簡単に硬い説教方式をとっているなら、今の若い人は感動を感じられない。したがって、アニメ映画の創作で伝統文化の精髄に溶け込み、そしてアニメの新しい局面を創造している同時に、勉強を楽しんでいて、伝統文化を伝承していくのに深刻な現実意義が出ている。

四　中日アニメの長所について

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