目　　　　　　次

一　はじめに 1

二　先行研究 2

三　中日都市農業発展の比較 2

四　日本都市農業の発展が中国への啓示 7

五　終わりに 9

致谢 12

中日都市農業の発展に関する比較研究

张仲谋 20121364020

要旨:農業現代化は制度革新と技術進歩のプロセスで、伝統的な農業が現代農業に変化することを促進し、最後に農業の現代化を実現し、もう現在に世界農業発展の勢いと潮流になった。中国と日本はアジアで人口が多く、土地が少ない国で、農業現代化プロセスのスタートも類似している。しかし、両国は歴史上に農業が国民経済発展に提供した製品の貢献、市場の貢献、要素の貢献などの方面に差異がある。中国はまだ農業現代化の初級ステップにあり、中日両国の農業現代化の歴史プロセスへの比較研究が、中国の伝統農業を現代農業への変化を実現させるには、農業技術の変革を加速し、不断に制度の革新を行い、関連の付帯政策を完備させ、農業現代化の目標、特徴とルートを明確的にさせ、農業現代化の発展を実現させる必要な手段である。

キーワード：中日；都市農業；比較

一　はじめに

「都市農業」という用語は最初に学術語として使われたのは1935年に日本の学者青鹿四朗が「農業経済地理」という雑誌で発表した文書であったと言われている。^１都市農業は都市化地区と隙間地帯で、高効率、産業化、科技、生態を一体化にする現代農業で、郊外農業発展の高級ステップである。それは都市の経済と社会の発展に依頼し、都市の人民にサービスを提供する。それは中心都市を十分に利用し、依頼し、現代の生産方式と生産条件を運用し、土地、森などの自然環境条件と社会文化資源などを整合的に開発し、利用し、伝統的な農業の発展モデルを捨て、かつ産業チェーンの伸びに注力し、農業産業化のフレームに第一、第二、第三産業の融合を探し、その目標が多元化と多階層の都市消費を引導し、満たし、経済の成長を促進し、生態環境の保護と産業開発の調和統一に達し、社会、経済、生態の持続可能な発展を実現する。

20世紀上半期に、ヨーロッパ、アメリカ、日本などの国が都市農業化の実践と研究を始め、現在までにもう相当に豊かな経験を累積し、特に日本が都市農業の発展に、さらに自分の特色を持っている。しかし、中国の都市農業の実践と発展が割に遅く、20世紀九十年代の初期の郊外農業から始めた。それで、中日両国の都市農業の機能とモデルを比較し、分析する必要がある。それによて、その成功経験を借りて、さらに中国の都市農業を発展させる。

二　先行研究

中国において、斉永忠の『中国都市農業発展の戦略走向』という文章が国際都市農業の実践と生産背景から出発し、都市農業の基本的な意味合いと基本的な特徴を説明した。中国都市農業が機能、産業、発展方式などの方面での戦略傾向を分析し、中国都市農業発展の基本的な構想を提出した。²

日本の都市農業について、蔦谷栄一は『日本農業のおける都市農業』³においては都市農業の概念、都市農業の実態、都市農業の位置づけ、および都市農業にかかる法制度とその変遷などについて紹介した。また、樋口修は『都市農業の現状と課題』⁴という文においては、都市農業の定義、現状と機能、土地利用制度・土地税制の変遷と都市農業などについて、詳しく論述した。

本稿は先行研究を踏まえたうえで、中日の都市農業に関する研究を行い、比較を通して、日本の都市農業は中国の都市農業の発展に対する示唆を一応検討してみたい。

三　中日都市農業発展の比較

1 都市農業の背景

20世紀五十年代から、日本経済の速成長と工業化程度の上昇によって、都市区域の速やかな膨張を引起し、人口が都市に集中し、都市周りの農地が建工、空港と住宅に運用されている。農村に萎縮現象が出て、農業の労働力が明らかに工業に転移する。日本の都市農業の産出は計画性がなく、都市居民が自然、環境保護、安全の食物供給、農業が生物の多様性を保持させる呼び声に受動的に設立され、経済の速成長、都市の大規模の拡張によってもたらす結果である。

日本の東京は1200万人口を持っている世界大都市で、日本の総人口の十分の一を占めている。二十世紀五十年代の高度経済成長期からバブル経済時代にかけて、産業化の発展に従って、もっと安い地価を求めるために、都市区域が速やかに外に延長し、農業用地、農業が大幅に押し出され、都市町に誕生された都市農業が、また残存の農業と呼ばれている。こちらは都市街道に存在している小さい土地が東京農業発展の基礎である。

大阪の都市農業は高度の商業化農業から出たので、商業農業とも呼ばれる。明治維新後の都市工業化の発展が近郊農業の発展に大きい影響を及ぼした。大阪の近代経済の発展は砲兵工場、貨幣製造局、綿織物所という三種の国営工業を主体にして形成された。工業化の都市として、人口が集中しすぎて、生鮮農産品への大量な需要が、近郊農業の発展を促進し、また商業農業の形成も速めさせた。

中国都市農業の提出と発展が二十世紀九十年代から始め、経済の高速成長と都市化のスペースが不断に速める状況に産生された。地区間の不均一、特に東西部の間及び大都市、小都市の間に経済、消費の差異によって、都市農業の発展状況がかなり違っている。しかし、現在に、中国は総体から見れば、相変わらず農村人口の多い発展途上国である。都市の範囲が不断に拡大されているプロセスに、都市農業を発展させ、まず都市農業の生産性機能を確保することが極めて重要である。

2 都市農業の範囲　

日本都市農業の空間範囲というのは、基本的に都市半径の二倍から三倍にかける距離範囲の区域農業を指す。東京は日本橋を中心にして、大阪は心斉橋を中心にして、名古屋は栄町十字路をセンターにして、周りに約二倍から三倍にかける都市半径内の区域である。当時に、この三つの都市枠が明らかに拡張され、都市内部及び周辺の農業用地の大幅な縮減と隔離を引起し、多くの都市用地が高いビルの間に存在している。小塊、分散型の土地利用方式が日本都市農業の主な特徴の一つである。それで、日本の都市農業が都市中の農業と言え、農業が都市における残留で、また保全型農業、再生型農業とも呼ばれる。日本の都市農業の面積が小さく、かつ分散しているが、情報情報伝達の迅速を借りて、販売量と生産資料運輸の便利が出た。経営者はハイテクノロジーなどの優勢を身につけ、強い生命力で工業化の大都市に生存させ、現代都市に不可欠な一部分になった。

中国は市代県区の管理体制で、都市が広い郊外区域を持っていて、彼らは消費者に近く、技術と設備の支持を取得しやすく、交通が便利で、情報の伝達が速いという優勢があり、大いに都市農業を発展させる基礎保障を持っている。中国の都市農業発展の空間範囲が町区域及び周辺の区域にあり、都市の居民に生態安全の農産品、農業の精密加工の製品を提供し、及び都市の複数需要を満たすことを目的にする総合性の産業である。

中国の人口が多く、農村面積が大きく、都市商業センターから離れている距離によって都市農業を都市農業、近郊農業と遠郊農業に分けるべきである。彼らの担当している役割も違っている。都市農業は園林緑化の発展、生態収益の重視を主にすべきである。近郊農業は観光農業の発展、保存されなく、運輸困難の新鮮な野菜の生産を主にすべきである。遠郊農業は余暇農業、体験農業を発展させ、技術含有量の高い有機農産物、家畜と乳業を生産すべきで、都市に農業家畜の製品を提供し、都市のゴミ問題を解決し、広い農業に農業技術と情報を伝達し、優良種を生産し、提供し、経済、社会と生態収益を重んじる。このような三つの分業があるこそ、都市農業に本当に都市と農村を接続させる橋にさせる。

3 都市農業の産業構造

日本の都市農業の総生産額に野菜、花、苗木が百八十パーセント以上を占め、食糧の生産が収益の悪さによって、占めている比例がとても低い。地理の優勢を利用し、生産した新鮮な、要求の高い野菜と緑化用の苗木及び花が日本都市農業に主な産業構造である。

中国の人口が多く、土地が少なく、一人当たりの食糧占有量が高くなく、十三億の人口の食べ問題を満たすことが相変わらず中国現代農業の主な任務である。それで、中国の都市農業がひたすらにモダンを追求することができなく、完全に食糧の生産を諦めなく、中国の国情から出発し、自分の都市農業の産業構造を構築すべきである。食糧生産を諦めないうえに、大いに経済作物を植え、エコロジー、有機農産物と加工型農業を発展させ、生産技術含有量の高い農産品が中国都市農業の発展方向である。

4 都市農業の発展モデル

日本都市農業の発展モデルは、一つ目が観光型の農業である。その本質は農業と観光、生産と消費の有機結合で、それは都市農業に非常に重要なモデルである。二つ目が施設型の農業である。主に一定の区域範囲に、現代科技と先進的な農芸建設を利用し、現代化の農業施設を設立し、一年間の四季節に、きれい、季節、新鮮、良質、無公害の農業副産物を生産する。三つ目が特色型の農業である。主に大型農業のグループを通して、特色のある農業副産物の基地を設立し、かつ科技を頼り、深層の開発を行い、さらに農家の収益と農業観光、余暇を重視する特色のモデルを形成する。

その他、特色農業の代表として、日本の一村一品の運動も非常に特色を持っている。それは最初に本村初加工のお土産で、次第に本地区を代表できる上質お土産になり、また量産し、かつスーパーなどのネットに多く販売する。日本は人口の多く、土地の少ない国に属し、都市化、工業化レベルの向上に従い、都市農業が多機能結合のモデルに発展し、各機能の協調発展を強調し、同時に経済、生態と社会機能に配慮できる総合型のモデルに変化する。

中国都市農業の発展モデルは、一つ目が市場型大都市の郊外モデルである。大都市の発達している工業文明の輻射に、郊外がもう現代農業文明の段階に入った。現代農村集落の景観、現代農村農業生産の景観、現代科技農業の景観が、全部に現代美学の観念と機能に融合された。また、それらは大都市郊外の農業観光の特色を構築し、例えば、上海浦東の孫橋、北京の韓村河、江蘇の張家港、広東の東莞などである。二つ目が資源性の都市モデルである。このモデルが郊外観光農業を主にして、例えば、観光栽培業、観光林業、観光牧畜業、観光漁業などである。統一的に企画を通し、さまざまな観光農業を開発する以外に、また原始農耕文化を主題にして、生態農業を背景にする主題公園式の都市農業モデルをも創造した。

5 都市農業の発展方向

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