日本动漫作品中的中国角色形象研究——以运动题材为例

 2022-08-29 09:08

论文总字数:10095字

摘 要

近来人气话题作《乒乓》动画在日本国内外取得了巨大成功,充满魅力的人物形象设计起了很大作用。其中最引人注目的角色当属来自中国的孔文革。这种人物形象设计到现在为止不怎么在漫画或者动画作品中出现,可以说是日本动画业界的一种全新的尝试。

本论文以《乒乓》这部人气动画为例,分析作品中孔文革这个中国人物的特征、创作意图和存在的意义。并以此为基础,讨论这样的人物形象设计背后显现出的日本动画的特性是否能为今后发展中的中国动画带来任何的启示。如果能以此为根据的话,那么可以说对新颖且充满魅力的人物形象设计的探索,和国际性元素的积极引入,是今后中国动画在不断发展之际,所面临的两大挑战课题。

关键词:日本动漫、中国角色、人物设定

要 旨

最近の話題作品「ピンポン」の日本国内外における大成功に、魅力的なキャラクターデザインが一役買っている。その中、特に注目を集めているのは中国人キャラクター「孔文革」である。これまでの漫画やアニメ作品にあまり類の見ないキャラクターデザインは、日本アニメ業界における新しい試みだと言える。

本論文では、この話題作品の「ピンポン」を例にして、作品における「孔文革」という中国人キャラクターの特徴や創作意図、存在意義を分析した。それにもとづき、こうしたキャラクターデザインの背後に見られる日本アニメの性格や特徴が、これから発展していく中国アニメにいかなる示唆を与えるかを検討した。それを踏まえるならば、新しい魅力的なキャラクターデザインの探索と国際的要素の積極的な取り入れが、これから発展していく際に、中国アニメが直面する大きな2つの課題であると言える。

キーワード:日本アニメ、中国人キャラクター、キャラクターデザイン

目 次

はじめに………………………………………………………………………………1

  1. 「ピンポン」における中国人キャラクター………………………………2
  2. 人気アニメ「ピンポン」…………………………………………………………2
  3. 中国からの孔文革………………………………………………………………2
  4. 重視されるキャラクター「孔文革」……………………………………………3
  5. 中国アニメのキャラクターとの比較……………………………………5
  6. 相違点について…………………………………………………………………5
  7. 利点と必要性………………………………………………………………5
  8. 中国アニメへの示唆………………………………………………………7
  9. 日本アニメの現状………………………………………………………………7
  10. 中国アニメの発展の道…………………………………………………………7

おわりに………………………………………………………………………………8

参考文献………………………………………………………………………………9

謝辞……………………………………………………………………………………10

はじめに

    

日本アニメの海外展開のスピードは、ドラマやバラエティなど、その他の国内コンテンツに比べて格段に速い。登場キャラクターは実在の人物ではなく、背景や小道具にしても実在するものが描かれているわけではないため、肖像権や著作権、音楽などの権利関係を比較的クリアにしやすいのだと言われる。「国を問わず、ほとんどバリアフリーで展開できる。ほかのジャンルには見られない特性です」と言われる。

また、アニメキャラクターは、タレントとしても優秀である。国家や文化の垣根を軽々と超え、受け入れられる。海外では、実在のタレントとアニメキャラクターが並んで扱われるような展開も珍しくなく、イスラム圏からは、あるキャラクターの好きな食べ物が、豚食などのイスラム教で禁じられているものに触れていないことから、「異文化交流の宣伝大使として起用できないか」という問い合わせもあったという。日本人のキャラクターはともかく、外人キャラクターまでも工夫してデザインする。

日本のアニメは海外でも人気を博している原因には、ストーリーや世界観だけではなく、見る人の心をつかまるキャラクターの存在も大きいと思われる。では、そういった人気キャラクターから、日本アニメのどのような工夫や特徴が見られるだろうか。本論文では、最近の人気アニメ「ピンポン」の中の中国人キャラクターを例として、これらの点を詳しく検討する。その上、中国アニメのキャラクターの設定と比較し、日本アニメが人気である真の原因を試みに分析する。

  1. 「ピンポン」における中国人キャラクター

1.1 人気アニメ「ピンポン」

「ピンポン」は神奈川県藤沢市を舞台に、卓球を題材として友情を描く青春漫画である。松本大洋の代表作の一つとして、1996年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載が開始された。2002年に実写映画が公開され、第20回ゴールデングロス賞話題賞を受賞した。2014年4月より6月まで、フジテレビ・ノイタミナ枠で全11話のアニメシリーズが放送された。中国でほぼ同時に動画配信サイトで正規版が放送された。2015年に東京アニメアワードフェスティバル2015でアニメ オブ ザ イヤー部門テレビ部門グランプリを受賞した。

主人公のペコとスマイルは、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染である。ペコは卓球が強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的な性格である。スマイルは決して笑わないことからペコに「スマイル」と渾名され、内気で無口だが卓球は強い。二人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。そこでチャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。そしてインターハイの開幕に従って熱血な物語が始まる。

このアニメは絵のスタイルから、ストーリーの展開と人物の描きまで、完全に写実主義と呼ばれる。萌え要素がなく、主役から脇役まで誰一人イケメンでもない。スポーツ作品にありがちな仲間、友情、努力、力を合わせて敵を倒すなどが無く才能と個人のスキルのみで勝負する。鬱屈した脚本、人物描写が主要で、競技という名のエンタメ要素はおまけとしている作品がピンポンなのである。だからこそ、写実主義で描いた人物は研究の価値がある。

1.2 中国からの孔文革

その留学生のチャイナはまさに孔文革(コンウエンガ)である。1990年代に中国卓球界で活躍した孔令輝の名字と馬文革の名前を組み合わせて作ったものと思われる。ペコからは「チャイナ」と呼ばれている。

卓球大国・中国で生まれ育ち、8才の時に工場勤務の母親のもとを離れて省のチームに参加して、上海ジュニアユースのエリート選手の一員になった。右利きで、中国式ペンホルダーを使うドライブ主戦型、球を打ち合う音だけで相手の実力を見抜ける。卓球選手としての天分不足は努力で補うしかないことがはっきり知っているから、毎日頑張って必死に練習していた。天才の孤高と凡人の挫折、理想の勝者と敗者の現実、これら二つの差異、二項対立論を残酷に表現することに長けていた。

そこまでにもしたのに、正式チームに落選した。一方、辻堂学院高校かつては東日本に辻堂ありといわれた強豪校だが、近年は弱体化の一途である。卓球部の起死回生を図るため、中国からの選手一人を雇われるつもりである。それで、孔文革は悔しい気持ちで日本に留学した。日本に来たばかりで、ペコとの初対戦では己の境遇を呪うかのような強い憤りを露わにして、一点でも主役の相手に譲らないで完勝した。「これは罰か?一軍を追われ、二軍未満のポンコツばかりの中へ放り込まれるとは!ここは地獄か?国球の国に生まれ、十分過ぎるほど練習してきたはずである。結果も出した。家族も養ってきた。それがちょっとしたつまずきで、こんな奴等と…お前はバックが弱い、フォアも!足も!反応も!何一つ満足なものはない!!オマエごときがオレと同じ土俵に、立てると思うな!!なぜこんな国へ、こんな東の果ての場所へ。思い知れ!己の力を!未熟さを!!」という激しいセリフと圧倒的な実力はもともと楽天的に活発な主役に酷いトラウマを与えた。主役は失意のまま卓球から離れて堕落した生活を送ってしまうところであった。

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