目　　　　　　　次

一　はじめに 2

二　日本型グリーンツーリズムについて 2

三　日本型グリーンツーリズムの現状と形式 4

四　日本型グリーンツーリズムの効果 5

五　日本型グリーンツーリズムにおける問題点 6

六　中国型のクリーンツーリズムについて 7

七　啓 示 9

八　終わりに 10

致 谢 14

日本型グリーンツーリズムから受けた啓示

何曼青 20121322009

要旨：グリーンツーリズムの宣伝活動に参加してから、筆者は興味を持って調査をやってみた。調査によって、グリーンツーリズムは農業と結びつける新興観光方式として、大きく成長する可能性を持って、日本で人気が高くなったことが分かった。日本型グリーンツーリズムの発展経緯を見て、わが国の観光産業の発展に大きな参考価値があると信じている。本稿では、まず日本型のグリーンツーリズムの定義、背景特徴、推進政策、発展現状、効果及び存在問題点を別々にまとめた。次に、中国型のグリーンツリーズムの現状、背景、特徴と推進政策を紹介した。さらに、持続発展を求めるために、日本型のグリーンツーリズムを手本として、中国型のグリーンツリーズムにおける問題点を分析してからその解決対策について自分の考え方を述べてみた。

キーワード：グリーンツーリズム；特徴；問題点；対策；啓示

一　はじめに

旅行社で実習をしていた時に、筆者はグリーンツーリズムの宣伝活動に参加した。旅行が大好きで大学生活の中でよく旅行に足を運んだが、これまでグリーンツーリズムについて何も分からなかった。だから、興味を持ってそれについて調査を行ってみた。調査によると、ヨーロッパが「グリーンブーム」の発祥地であり、21世紀に入ると、文明の象徴の一つとして全世界で巻き起こったそうである。こういう自然と親しくして、農業とサービスを結びつけることを主旨としての新興観光方式は、大きく成長する可能性を持ち、成長すべき旅行形態であると思われていて、日本で人気がどんどん高くなった。

近年、経済が速く発展し、都市化も順調に推進されたので、国民たちは「都市から逃げて、自然に戻る」という思想が出きて、グリーンツーリズムが我が国でも発展してきた。旅行形態の先進国である日本におけるグリーンツーリズム発生の経緯を見て、日本でどのように展開されているのか、また、今後どのように展開されるべきなのかをよく考えれば、わが国の観光産業の発展に大きな参考価値があると信じている。

本稿では、日本型のグリーンツーリズムの開発背景、現状と形式、推進政策、発展現状を簡単に説明してから、その社会的、経済的効果と存在問題を重点として分析してみたい。次に、中国型のグリーンツリーズムの現状、背景、特徴と推進政策を紹介するつもりである。さらに、持続発展を求めるために、日本型のグリーンツーリズムを手本として、中国型のグリーンツリーズムにおける問題点を分析してその解決対策について自分の考え方を述べてみよう。

二　日本型グリーンツーリズムについて

1　定義

1970年、日本農林水産省^１は、「グリーンツッリズムが農山漁村地域において自然・文化、農林漁業とのふれ合いや人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動」^２と定義した。

2　産生背景

2.1二戦後、工業改革と都市化の風潮につれて、日本は、大規模工業基地、大都市再開発、観光開発、高速道路・新幹線網の整備など、大規模な地域開発を進め、観光の大衆化時代を迎えた。農村住民の都市への転居や観光開発に伴い、自然破壊も顕著となったから、国民の目も自然保護へと向いてきて、きれいな空気、清らかな環境に戻りたいと思うようになった。

2.2農業は第一産業として、日本の経済を支える基本である。工業化の時代に入ったので、壮年労働力が農業から工業に流れたから、第一産業の地位が降下し、発展も低滞した。農村地域の経済を繁栄させ、人口流動のバランスをとるため、農業をほかの産業と結ばせて発展するのは急務である。

2.3生活の質の向上を求める国民の余暇ニーズへの対応である。都市住民の旅行行動が「短期間名所旧跡を回る従来の団体旅行形態」から「旅行先の人々や自然との交流で疲れを癒し、ゆとりを感受し、創造的な活動を試みるといった、自己実現を企図する旅行」への変化傾向がある。また、新鮮さ、手作り、本物を求める消費者は少なくなく、オーセンティックな志向性に高まりを見せている。

3　特徴

3.1常住地域から離れた農村地域での余暇活動であり、宿泊を伴う滞在することもある。

3.2豪華で高額かつ大量の消費型の余暇活動ではない。

3.3自然と景観を元のままにして、伝統的文化などの多面的機能を保全される。

3.4農家民宿、農家レストラン、農産物の加工・直売の部分と密接な連携システムを保持している。

3.5都市と農村の交流方式の一つである。

3.6農水省を中心にする地域経営型であり、補助金により推進される。

4　推進政策

日本の農林水産省は「農山漁村余暇法」を打ち出した。二つの目標をめざす。「第一、ゆとりのある国民生活の確保と農山漁村地域の振興に寄与するため、農山漁村滞在型余暇活動のための基盤の整備を促進する。 第二、農村滞在型余暇活動に資するための機能の整備を促進するための措置、農林漁業体験民宿業の登録制度を実施する。1992年、『新しい食料・農業・農村政策の方向』と立案した。農業・農村をとりまく日本及び世界の新しい事態に対応するため、農林水産省が今後の施策の方向をいわゆる『新政策』として取りまとめ、公表した。2003年、農林水産省と観光庁は、農山漁村の魅力と観光需要を結びつける取組を推進し、農山漁村の活性化と観光立国の実現を図るため、『農観連携の推進協定』を締結した」^３。新政策に基づき、農業経営体を育成した。そのほか、政府から資金をもって、直にリーンツーリズムを開発の項目を成立した。ＮＰO^４、企業と農家が専門の組織を築くのを促進する。

三　日本型グリーンツーリズムの現状と形式

グリーンツーリズムは1970年代にヨーロッパのドイツ、イギリスなど先進国で始まり、80年代からヨーロッパ全域乃至全世界に広まって、日本で1992年から本格的に普及してきた。

日本のグリーンツーリズムは地域経営型グリーンツーリズムと呼ばれ、週単位の休暇が少なくて滞在型より日帰り型が多く、リピーターの参加割合が高く、農村体験を重視するなどの特徴を持っている。また、日本グリーンツーリズム施設の経営主体が個人経営中心ではなく、主には農林漁業団体や多数の住民の組織である地域経営体である。

また、日本のグリーンツーリズムは都市農村交流とも呼ばれている。それは二つのタイプがあり、第一は参加者が料金を払って、農業･農村体験ができるタイプである。このタイプは、幅広い都市住民だけでなく、近年では小中学生に修学旅行として積極的に取り入れられている。具体的に言えば、農林水産物の関係活動、ふるさと祭り、田植えや稲刈り、市民農園などの農業体験、学校教育における農村体験学習、民宿、農家レストラン体験など様々な活動がある。例えば米や野菜を作る農業体験では、一年を通じて地元の農家の人々と交流しているうちに、種まきから収穫までの知識をよく覚えて、収穫の喜び、農作物の大切さやありがたみを味わってもらえる。民宿体験は、都会住民が農林漁家に滞在して、農山漁村の仕事や生活を実感できる。農家が自分の畑や、海や山で採れたばかりの新鮮な素材を自慢の郷土料理に加工したり、特産品として宿泊者へ直接販売したりすることもある。第二のタイプは、都市住民が手弁当で参加する農村ボランティアやワーキングホリデーで、限定条件があるから、あまり多くない。

四　日本型グリーンツーリズムの効果

日本でグリーンツーリズムは広く普及され、社会的、経済的効果が期待できる。主には、農村地域の経済活性化、社会活性化、環境保全効果があげられる。ここでは、それぞれの効果を簡単に説明しよう。

１経済活性化

労働力欠乏、高齢化などの問題で、農村地域経済が衰弱する一方である。グリーンツーリズムの展開を通して、農家レストラン、直営販売、農家民宿、農業体験活動が必要になった結果、農村地域の経済活動の活性化が期待できる。

1. 社会活性化

グリーンツーリズムにより農村の文化、自然などの魅力が都市住民たちによく知られている。農村に転居する都市住民も大量に増えた。従って、農村の人口過疎問題を少し緩和できて、地域社会の活性化が期待できる。

1. 環境保全効果

グリーンツーリズムには「環境にやさしい」という概念が含まれてある。農村環境をより自然のまま維持することはグリーンツーリズムの主旨の一つであり、関係ある一切の活動は環境保護と繋がらなければならない。

五　日本型グリーンツーリズムにおける問題点

日本では、グリーンツーリズムが新しい観光方式としてますます注目されてきたが、いろいろ問題点もあるのである。例えば、次のようにある。

1. 農家の家屋構造が民宿に合わない

日本の伝統的農家は開放的な木造家屋で、大部屋作りであるため、プライバシーが守れないから、民宿とする場合改造する必要がある。

1. 農業形態に制限されている

日本農家は男女の分業体制が未確立で、男女ともに農作業やグリーンツーリズム関連の運営と作業に参加するのである。分業体制を確立しなければ、農業とグリーンツーリズムの運営を一つの農場の中で展開しにくい。

3 グリーンツーリズムへの関心度が高くない

日本の都市住民の農村への意識は高いものの、グリーンツーリズムという言葉の認知は3 割にも達していない。

4　持続発展させるための対策が足りない

　もっと豊富な農林業体験メニューの構築、高質人材の育成、受け入れ体制整備、体験民宿の運営体制

の強化、グリーンツーリズムに関する研究、情報収集などの面にいろいろ不足がある。

六　中国型のクリーンツーリズムについて

近年わが国では、経済の高速発展、順調に推進された都市化の影響で、「都市から逃げて、自然に戻る」という思想を持っている国民はだんだん多くなってきたから、グリーンツーリズムも注目されてきた。それでは、中国型のグリーンツーリズムについて次のように説明してみよう。

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