日本の対外新聞の図表現:中国玉樹地震を中心として

 2022-02-14 07:02

论文总字数:14746字

摘 要

现代媒体的直观化倾向越来越明显。新闻中的图片表现不仅作为文字部分的补充,在读者对于现场的印象构筑中也起着重要的作用。特别是国际报道中的突发事件报道,图片表现对于读者的印象构筑起到了很大的影响。在对2010年4月14日发生的中国青海玉树地震进行的报道中,日本的新闻报道使用了大量的图片表现。本论文立足于玉树地震时日本报纸的图片表现,在研究日本对华报道的特征的同时,提出了其存在的问题点。

本文首先就现代社会的情报传播手段的直观化倾向进行了说明。然后分析了玉树地震一周后日本几大主要报纸的图片表现,对于不同类型的报道的作用进行了探讨。通过对这些图片表现进行分析,指出了日本对华报道的特征和问题。

关键词:报纸 灾害报道 对华报道 图片表现 暧昧性

要旨

メディアの直観化という傾向がますます目立つようになっている。新聞報道における図表現は単なる文字記事の補足としてだけではなく、読者の現場イメージの構築に重要な役割を果たしているのである。特に国際報道の場合、遠い外国で発生したニュース事件に対する読者のイメージが図表現に大いに影響されることが実情である。2010年4月14日に起きた中国青海省チベット自治州の玉樹地震に対して、日本の新聞報道は大量の図表現を使用した。本論文はその玉樹地震に関する図表現を中心に、日本の対中新聞報道における特徴や問題点を明らかにすることを目標とする。 

具体的な内容としては、まず現代社会における情報伝達手段の直観的な傾向を説明したうえで、玉樹地震一週間後日本の主な新聞報道の図表現を分析し、その役割について探求する。最後に、それらの図表現分析を通して、日本の対中新聞報道の特徴や問題点を明らかにする。

キーワード:新聞 災害報道 対中報道 図表現 曖昧性

目 次

はじめに 7

第一章 新聞報道における図表現の発展 8

1.1 大衆情報伝達方式の発展 8

1.2 現代における大衆伝達手段の特徴 8

1.3 新聞報道における図表現の必要性 9

第二章 日本の対中報道の概況 10

2.1 日本の対中報道の概況 10

2.2 中国災害報道における図表現 11

第三章 2010年中国青海省・玉樹地震報道の図表現について 11

3.1 玉樹地震報道の図表現の集計結果 11

3.2 玉樹地震報道の図表現の内容分析 12

おわりに 16

参考文献 18

はじめに

 日本の新聞に中国に関する報道はよく見かけられる。それらの報道においては、文字記事だけでなく、図表現の部分も強いメッセージ性を持って読者のイメージ構築に影響を与えているのだ。なぜかと言うと、人間の視覚習慣から見れば、文字に対して、図が伝わった情報が往々にして人の第一印象を左右するからである。報道における図の選択次第で、読者に与える第一印象が大いに変わるケースがよくある。

例えば、2015年11月10日発表した2015年度の「ユーキャン新語・流行語大賞」で「爆買い(ばくがい)」という言葉が大賞をもらった。そういう「爆買い」の行為が日本の社会に様々な影響を与えていたが、要するに全体的に不景気な日本の経済状況に積極的な働きをしたと言える。しかしながら、多くの日本人が「爆買い」といえば、悪いイメージしか浮かばないのだ。その原因の一つに、日本の主なメディア(新聞やテレビ)の報道、特に画像の部分を注目すると、マイナスなイメージの写真(中国の観光客がお店で先を争って買い物をする場面を写す写真)を載せたことが挙げられる。そもそもニュースという情報伝達は、社会問題の提起という役割を務める傾向があるが、国際報道の場合はいかにして客観的に情報を伝えればいいのか、よく考えなければならないことである。

 また、四川地震の時、2008年6月13日の朝日新聞の「『硬軟』当局、揺れる遺族 見舞金支払い/学校周辺を封鎖」という記事では、「新建小学校の『慰霊祭』に集まった遺族たち」の現場写真が付けられた。そのような組み合わせで、読者の感情が一層掻き立てられることになる。

J.Klapperの「選択的な露出理論」(Selective exposure theory)によると、報道のフレームワークの中で、編集者が“選択(selection)”と“強調(highlighting)”の二つの役割を立てている。特に図を使う時、図の選択及び文字記事に対する強調は、報道文の意味合いを理解する際において、誘導的な要素になる恐れがある。

 複雑な日中関係の影響で、日本の対中報道には、以上のような微妙な表現がしばしば見かけられる。特に、地震のような重大な事件が発生した時、急激に増加した情報に対して、報道の図表現の扱いはより難しくなる。災害(特に地震)報道の経験が豊かな日本とはいえ、2010年の玉樹地震に関する報道における図表現に、不足があることは否めない。

 以下は玉樹地震に関する報道の図表現を中心に、日本の対中新聞報道の特徴及び問題点を探っていきたい。

新聞報道における図表現の発展

1.1 大衆情報伝達方式の発展  

 新聞は国内外、地域内、さらにはコミュニティの内部などの情報伝達手段として長い歴史を持っている。最初の紙製の新聞は中国の唐の時代の713年から734年頃作られた開元雑報(図1.1-1)だと思われている。現在のような新聞の出現は産業革命以降のヨーロッパからであり、情報の主な伝達手段として産業を支える上で大きな存在となった。

図1.1-1 開元雑報

 日本の場合、大正時代の印刷設備の機械化を契機に、新聞業界の近代化が始まった。その時、新聞社は分業体制ができていて、報道文は新聞社、写真撮影の方は製版所に任せていた。その後、各新聞社は撮影係を創設したが、撮影係はやはり写真製版と兼務することになっていた。その後、写真撮影係が次第に印刷部から編集局に移管された。因みに、大正初期は海外取材の多い時期で、新聞写真の方も発展して、波瀾万丈な時代で様々な特ダネ写真が残った。

図1.1-2新聞の発行部数と世帯数の推移

nhk放送文化研究所 2011

 そして、第二次産業革命の後、ラジオやテレビなどの視聴メディアが目覚しい発展を遂げた結果、人々の情報を得る手段が視聴メディアに傾くようになった。日本新聞協会の2014年の新聞の発行部数と世帯数の推移の調査によると、2000年から2014年の14年間、世帯当たりの新聞数が1.13部から0.83部に下がった。注目したいのは2008年からもう1世帯1部不足になってしまったという事実である。

 一方、テレビ部門といえば、NHK放送文化研究所が2011年に行われたメディア接触についての調査結果から見ると、テレビを毎日見る比率が90.9%に達していることが分かる。テレビがまさに民衆の一番の情報を得る手段になった。

 その他、2011年の後、ネットやスマートフォンの普及につれて、スマートフォンも重要な情報を得る手段の一つになっている。特にニュースの部分から見ると、MMD研究所は2014年7月24日に発表した「2014年上半期スマートフォンアプリ/コンテンツに関する調査」によって、ニュースアプリを利用している人はもう半数を超え、61.9%に及ぶことが明らかになった。

1.2 現代における大衆伝達手段の特徴

 情報を得る主な手段が新聞からテレビやネットへ移転することを見ると、現代社会における情報の受信者が直接的なビジュアルな情報を好む傾向が容易に見て取れる。しかしながら、現時点から見ると、新聞はマスメディアの伝統的な一部分として短時間で消滅する可能性もそれほど大きくないと言える。要するに、角田(1970)によると、現在のジャーナリズムの傾向は、「読む新聞」より、「見る新聞」に変わりつつあると言われている。そのような傾向のもとで、「読む新聞」に大量の図表を導入することが、情報のビジュアル化が伝統的な新聞媒体における体現であるとも言える。

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